7月27日、三鷹龍源寺の大施餓鬼に行きました。
仏教の世界では六つの世界があり、その一つが「餓鬼」で、餓鬼道に堕ちて苦しんでいる無縁仏様を供養する法要です。普通はご先祖様を供養するお盆の前に行われます。
龍源寺は毎年、7月27日に営まれます。当日は十数人の僧侶により厳かな読経のなか、出席した檀家のお焼香でご先祖様の霊と無縁仏様の霊の供養が執り行われました。私共も宮川家、近藤家のご先祖様にお墓参りの後、焼香しました。暑さもいくぶん和らいだ夕方の境内は涼しい風がそよぎ、なんとも安らかな心地を感じました。
三鷹の大沢周辺では、農作業の関係からお盆は8月1日~8月2日に営まれます。宮川家も近藤家も、お盆の供養は、7月31日に迎え火を焚いてお迎えし、8月2日に送り火を焚き、用意したきゅうりの馬と茄子の牛を持って西の方角に歩き地面において「また来年もお越し下さい」と言ってお見送りしています。これからもずうっと続けてまいる習慣です。