9月11日~13日まで2泊3日の山旅。なんと50数年ぶりに北アルプス立山連峰の雄山へ登山に行きました。
11日朝、新幹線でアッと言う間に富山。富山電鉄で立山、ケーブルで美女平、登山バスで室堂平に。全くスムーズに午後早くに到着。
懐かしい北アルプス立山連峰の雄々しき山々。「来たよ! 笑っておくれ!」
ホテルで小休止のあと、さっそく室堂平、みくりが池、地獄谷などを散策。高山植物は盛りを過ぎ、吹く風は秋の深まりを感じます。
50数年前、山岳部の夏山合宿では、30㎏を超えるリュックを背に一気に剣沢のテント場入りしました。が、84歳の今は、ピッケルからウオーキングポールに持ち替え、足元慎重に一歩、一歩と。
明日の天気、良さそう。暮れゆく剣岳、立山連峰いいね。
山岳部の頃、一度は泊ってみたかった憧れの「立山ホテル」に泊る。いい夢、見れそう!
12日 晴れ。よぉーし、行くぞ! 早朝ホテルを元気に出発、室堂平を一気に一の越小屋まで。と思うが、間もなく足が少々。先ずは安全第一にと、眼前の立山を仰ぎ見ながら、後景の室堂平を振り返りながら、登山道を進む。後続の登山者に追い越されながら、やっとの思いで一の越小屋に到着。しんどかった。大休止!
目の前には、でっかい立山が無理はするな!と言ってるような。
山伏の吹き鳴らすホラ貝の音に力をもらって、「よぉーし!」と立ち上がり、目の前の岩稜を登り出す。厳しい!一歩、一歩とはこの事か。景色なんぞはうわの空、息も絶え絶え、どうにか立山頂上直下まで登りましたが、もはや限界。
息苦しく身の危険を感じギブアップ。残念無念。立山頂上の雄山神社に向かい手を合わせ、ここまでの登山の御礼を申し上げ、下山を決断しました。
下山路も危険!転げ落ちないように、落石に注意し、老いの身を守りながら、ポールを頼りにやっとこさ、一の越小屋に到着。助かった!とはこの気分か。
体力の回復を待って、立ち上がれ!昔の山男!と気合を入れてホテルまで。雪渓でちょい遊びながら。
本日、立山頂上は極めませんでしたが、50数年前に戻った若気で立山連峰雄山に入れた事に、我ながら感謝感激。
ホテルで午後ティーをいただき、疲労感が心地良く消えて行くのをおぼえました。風呂に浸かり、手足を伸ばし、ううっ~ん! 満足!満足!
13日、晴れ。最終日。立山ホテルB1Fより電気バスで、昨日登った雄山の真下を通って大観望へ。
前方の黒部湖を隔てて鹿島槍、五竜岳などを遠望。若き日に縦走した峰々を指呼して、懐かしい。ここから、ロープウェイで黒部平へ。
手が届きそうな鳴沢岳、赤沢岳、その右手、遠くに針ノ木岳。過ぎ日、あの稜線を縦走したものです。針ノ木の大雪渓では、ビニールを腰に捲き、尻制動?しながら滑り降りた事も懐かしい。黒部平からはケーブルカーで黒部ダムへ。巨大な黒部ダム。堰堤を歩きダムサイトへ。勇壮な放水をしばし見学。
日本の再建を担った黒部ダム。その力強さに日本の力を感じ入りました。また、この難工事では多くの尊い人命が亡くなわれた事を忘れてはなりません。慰霊碑に手を合わせ、感謝しました。
レストハウスでは、昼食に名物のダムカレーをいただき、トロリーバスで終着駅の扇沢へ。
昔は、北アルプスの鹿島槍ヶ岳や針ノ木岳の登山基地、多くの岳人で賑わって扇沢も、今はご覧の通り。大きなリュックを背負った岳人の姿は少なく、変わって訪れる多くの観光客向けに、立派なバスターミナルに変貌。50数年の時の移ろいを実感。
バスの車窓から、未だ緑濃い山々を懐かしく見ながら「信濃大町駅」に。木造の駅舎になぜか、ほっとする。駅前のカフェで、コーヒーをいただき、特急「あずさ」で帰宅。思い出をたどった山旅。無事の山旅。いつまでも忘れられない。
♫~ 山よ サヨナラ ご機嫌よろしゅう
また来るときにも 笑っておくれ
いらっしゃいませ!ようこそ!
~ Isami Cafe ~ へ
本日のコーヒーは、「ブルーマウンテン NO1ブレンド」です。
南国のカリブ海の島、ジャマイカはブルーマウンテンの島として有名。ジャマイカの最高峰がブルーマウンテン、標高2256m。世界最高級のコーヒーは、この山麓で産出されています。味覚的にもバランスに優れ、世界のコーヒー王者に相応しい。日本でも非常に人気の高いブルーマウンテンの最高級NO1を贅沢にブレンドしました。
北アルプス立山連峰の山々を想い、至福のひとときをお楽しみ下さい。