11月15日、東京国立博物館にて開催されています特別展「やまと絵」を鑑賞して参りました。
やまと絵は、平安時代前期に伝来された美術の技法を取り入れながら、長い年月をかけて変化し、描き継がれて来た日本の四季の移ろい、日々の行事、花鳥山水、「物語」をテーマとして、描かれた絵画です。今回は、平安時代から室町時代の作品から選ばれ、教科書などにも載っている作品が展示されていました。「源氏物語絵巻」「鳥獣戯画」「百鬼夜行絵巻」「日月四季山水屏風」など、国宝、重要文化財の数々を目の前でじっくり鑑賞出来、感激しました。ぜひ、ご一見。
午後は、新装なった皇居三の丸尚蔵館にて開催されています記念展「皇室のみやび」を鑑賞しました。
圧巻は、国宝で鎌倉時代中世絵巻の至宝「春日権現験絵絵」、時代的事件の元寇の役を伝える「蒙古襲来絵詞」、そして国宝で伊藤若冲による動植綵絵「老松白鳳図」などが目の前で鑑賞出来ました。教科書に載る絵画の本物に感激しました。尚蔵館に収蔵された多彩な作品に接されて、見応えのあるひとときでした。うれしいの一言。
感激の余韻に浸りながら、徳川家康が築城し250年を超えて徳川幕府の居城だった江戸城址の皇居東御苑に初めて入苑ました。
皇居東御苑は、江戸城の名残を今なお留めています。歴代将軍が過ごした往時を偲びながら散策しました。慶応4年(1868年)1月16日、近藤勇、土方歳三は所用で登城し、城中で佐倉藩士の依田学海と対面、求めに応じて鳥羽伏見の戦状について説明。「もう刀や槍では戦争というものはは出来ません」と土方歳三が語ったと伝えられています。
秋の一日、東京国立博物館「やまと絵」展、三の丸尚蔵館「皇室のみやび」展、皇居東御苑散策と巡り「温故知新」あらためて、楽しく過ごせた終日でした。