6月27日、かねてより懇意にしてiいただいております、つくば市在住の史友会事務局長、関口信男氏のご依頼により、史友会6月例会に 「近藤勇と天然理心流」について講演をさせていただきました。
会場は、牛久市の観光名所である牛久シャトーでした。牛久シャトーは我が国最初のワイン醸造所でつとに有名です。明治時代に建てられたレンガ造りの本館、ワインの貯蔵倉庫など往時の佇まいが残り、四季おりおり観光客で賑わっております。
「史友会」は名前の通り、歴史と旅を楽しみながら各地の史跡を訪ね、新しい視点で歴史を勉強する会で、毎回、全国から時々のテーマにより30~40名の熱心な会員が参加されています。今回も40名を超える皆さんが参加されました。
今回は、「近藤勇と天然理心流」 と 「水戸藩と長州藩ー維新に向けた~~―」 の二つが講演会テーマでした。
「近藤勇と天然理心流」は私が、「水戸藩~~~」は、かすみがうら市資料館学芸員の千葉隆司氏が講演しました。
近藤勇は、従来、映画やテレビ、小説などの知識から単なる剣豪で、新選組局長としか知られておりませんでしたが、昨今、歴史学者、新選組研究者の幕末史再発掘により、その評価は大きく変貌しつつあります。
近藤勇の思想、信条、行動について、今まであまり語られておりませんでしたが、ようやく、その真の姿が現われてまいりました。
勇の幼年期、青年期、そして将軍警護で上洛してからも 「尽忠報国」・「尊皇攘夷」の志は終生変わることはありませんでした。
勇は、幕末、皇城の地にあって、志は天朝を奉じ、躬は大樹公に志願して、未曾有の国難に公武一和を以って対処し、国家の安寧秩序を願って行動した「正義」の武人だった事を説明させていただきました。
近藤勇の人となりを少しでも、ご理解いただければ幸いです。
有難う御座いました。