2月24日、よみうりカルチャー柏センターが、新選組二番隊長 永倉新八直系ご子孫の杉村和紀氏を講師に迎え、 「ひ孫が語る永倉新八」 講演会が開かれました。
慶応4年1月、鳥羽・伏見の戦いで敗れた新選組は、東帰し、再起を図るべく甲陽鎮撫隊を組織し、甲府城の受け取りに向かいましたが、甲州勝沼の戦いも利あらず、敗走しました。
以後、近藤達と永倉新八は志を同じくしながらも、違う道を歩む事になりました。近藤は、流山で投降し、4月25日、板橋の刑場で刑死しました。
板橋 壽徳寺境外墓地に建つ近藤勇、新選組隊士の慰霊碑は、永倉新八翁が東奔西走し、時の明治政府に働きかけを行い、明治9年に建立された碑です。
本日は、壽徳寺副住職様の厳かな読経が続く中、参加された大勢の新選組ファンが近藤、永倉の両墓所にてを合わせ、お焼香していただきました。うれしいですね。
近藤、永倉へそそがれた皆さんの、心安かれとのお気持ちは、しっかりと彼らに届いているのを感じました。
午後の講演会は、会場を「よみカル川口センター」に移して、永倉新八直系ご子孫、杉村和紀氏による講演会を拝聴しました。ごく身近で、ご子孫のお話が聞けるのも「よみカル」の楽しいところで、皆さん身を乗り出して聞かれていました。
永倉新八と近藤との出会いから、別れまでは、本やテレビで知ってはいても、直接にご子孫から伺うのは、また、格別です。
永倉新八翁の奔走にて建てられ、今なお、多くの方々が参拝されている近藤勇・土方歳三両雄之碑、後世に伝承せれ続ける功績に頭が下がります。
また、新選組研究者の何方もが、一度は見聞きして、この道を歩み出せたのも、新八翁が綴った「文久報国記事」があらばこそと思います。
永倉新八翁の功績は数多くありますが、その何れも、江戸で、京で共に過ごした、試衛館、新選組への想いを先取りしたものばかりです。150年を超えて我々への確かな伝言ですね。
正に、一大事績です。有難う御座いました。
講演が終わってからの懇親会が、また、楽しかったですね。ご子孫と身近での語らい、写真を撮ったりと、めったにないチャンスに、皆さんと大いに盛り上がりでした。
この様な、大変有意義な講演会にお招きいただきました、よみうりカルチャー柏センター朝山さんのご好意に、心からお礼申し上げます。誠に有難う御座いました。
このブログをご覧になった方々も、ぜひもう一度、よみうりカルチャー文化センターのホームページを検索してみて下さい。これからも新選組関係の講座が柏、町屋、荻窪、恵比寿など各センターで予定されています。
近藤勇や土方、永倉達が、「やぁー、やぁー京都以来ですねぇ!」 なんて声が返ってきそうですよ。 よろしく。