2月11日、春を思わせる暖かい日和となりました。
ここ、調布は新選組局長近藤勇の生まれ故郷です。奇しくも、明治維新より150年の節目の年、勇武館道場は、勇に導かれる如く、懐かしい布多天神社にて天然理心流をご披露出来ました事は、誠にうれしく思います。
勇の孫、近藤久太郎は明治38年、日露戦争に従軍し戦病死(25才)しました。ここ布多天神社境内には、慰霊碑が建てられ祀られています。
今日の演武、勇と孫の久太郎の応援もあったのでしょう、門人一同も、いつになく堂々と、そして慰霊の気持ちを込めた、天然理心流の演武に熱が入りました。勇も久太郎もさぞかし喜んでくれた事でしょう。
演武が終わった門人達の、安堵した顔つきがにこやかで、優しげだったのが印象的でした。 思わず、ご苦労さま!と声が出ました。
立春が過ぎたとは言うもののまだまだ寒い中、新選組フアンも大勢、お越しいただき、ご声援を頂戴いたし、感激しました。有難うご座いました。
また今回、延喜式内 布多天神社 野崎宮司様には格別の思し召しを賜り、勇武館道場が奉納演武を御披露出来ました事に、心より御礼申し上げます。誠に有難う御座いました。
この御縁を大切に末永く御交誼を賜ります様、重ねがさねよろしく、お願い申し上げます。
演武がお開きの後、安堵の余韻冷めやらぬ中、門人一同打ち揃い、調布駅前にて打ち上げ会を行いました。
勇や久太郎のうれしさを背に感じ、演武が上出来のめでたさもあり、美味しいお料理を頂きながら、ほっ!とした一同の和やかな語らいに時が経つのが早く感じました。
本日、勇武館道場の歴史にまた一つ軌跡が刻まれ、積み上げられました。有難うございました。