9月24日、勇武館は足立綾瀬剣友会創立50周年記念剣道大会に、ご招待いただき、天然理心流を演武させていただきました。
ここ、足立区綾瀬は、慶応4年(1868)3月、近藤勇達新選組が、東下する新政府軍と対峙する為、名主の橋本邸を本陣として、近在の農家に屯集したところです。その数は大凡300人ともいわれております。
ある日の午後、近くの綾瀬川の土手で、忙中に閑ありで、近藤と土方がにこやかに、天然理心流の組太刀稽古をしていたとの古老の話が残っています。
騒然とした10数日間でしたが、新選組の陣容も整い、近藤達は隣の下総流山へ移動しました。
以来、綾瀬と新選組は歴史に残る深いご縁の地となりました。私共、新選組子孫として終生、忘れる事はありません。
この日の体育館は、剣士達の元気のいい気合と、竹刀を打ち合う心地よい音が響き渡って居りました。
近藤達も、剣士の試合を見たり、天然理心流の演武を見たりで、大いに楽しんでくれた事と思います。 150年前も、同じような時を過ごしていたのではと、偲ばれます。
足立綾瀬剣友会会長石黒先生をはじめ、関係者の皆様、本日は、此の様なお祝の席に、私共をお招きいただき、天然理心流をご披露させていただきました事、この上ない喜びで御座いました。心より御礼申し上げます。誠に有難う御座いました。
これからも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。