3月10日、勇武館道場は今年初めての真剣による、据え物切り稽古を行いました。
3月10日、勇武館道場の定例稽古日です。入念な素振りの稽古の後、指導部の安全対策を請け、緊張感が漂う中、今年初めての据え物切りの稽古を行いました。
勇武館も「真剣」を入手した門人が増え、稽古に一段と気迫がこもり、上達がうかがえました。
据え物切りの稽古にあたっては、己の内に潜む「邪念」、「邪気」を追い払い、素直で冷静、正しい心を保つよう心掛けなくてはなりません。此の事、堅く守って下さい。
「事理の一致」 と云う言葉が有ります。「事」とは、「技」の事、「理」とは、合理的で正しい理論の事です。
この二つは車の両輪と同じです。「技」ばかりの稽古では、単なる物切りでしかなく、また、「理論」ばかりで、「技」の稽古無くしては、刀を自在に使う事は出来ません。
日頃の稽古でも「事理の一致」を充分に理解して、指導部の教導に従い、安全に留意し精進して下さい。