5月19・20日、函館五稜郭まつりと同時進行した、「函館新選組ファンミーティング その弐」に参加させていただき、勇武館道場が天然理心流の披露演武を行いました。
5月19~20日、今回で2回目となりました、「函館新選組ファンミーティング その弐」に参加させていただきました。
今年は2日間とも「函館五稜郭まつり」と同時進行となりました。初日の19日は全国から新選組ファンが大勢、ここ函館Gスクエアに集合され、早々に満席の盛況となりました。
戊辰の役150年、函館まで大義の為、戦い続けた新選組土方歳三、中島登のご子孫をメーンゲストに、私、井上、杉村氏とで、未だ多くを語られていない幾つかの逸話をご披露し、ファンとの一問一答のトークショウなど、終始和やかな語らい場となりました。
トークショウの締めで、勇武館道場一門は天然理心流の演武をご披露しました。ひときは気合のこもる迫真の組太刀は、ご来場のファンに拍手にてお応えいただきました。
心に残る一日となりました。有難うございました。
2日目の20日は、すっきりと晴れ渡り、まさにまつり日和、五稜郭まつりの本番です。
私共は、主催者が企画した一両貸し切りの「いさりび鉄道」にファンとご一緒に乗車し、函館大学の奥平先生の講話を拝聴しながら木古内駅を往復しました。
慶応4年10月、幕府榎本軍が蝦夷の鷲の木に上陸後、数日して函館五稜郭城に入城、休む間もなく、松前城を奪取すべく700の軍勢で進軍、入城を果たします。
いさり火鉄道は、左に津軽海峡を見ながら木古内へ続きます。すぐそばを国道がはしり,
この道を、旧幕府軍は松前へ進軍したのです。
実は、資料によりますと近藤勇の妻、つねの弟、松井徳太郎が函館で新選組に入隊して
しています。彼も寒風吹きすさぶ、この道を松前城に向かってのでしょうか。不思議なご縁を感じます。
近藤勇、妻のつねの心境は如何に と思わずにはいられません。
松井徳太郎は、明治2年5月、榎本軍と一緒に降伏しました。29歳との由です。
また、この日は旧暦で明治2年4月9日、江差周辺に上陸した新政府軍を迎え撃つべく、新選組土方歳三と幕府軍伝習隊が激戦になる二股口へ向け函館を出陣しました。この日に、函館にいる私達に、何か深い縁の繋がりを感じます。
木古内から戻り、五稜郭城に入りましたら、まつりも大詰め、ちょうど壇上では、榎本軍の
降伏開城式典の最中で、錦旗の下げ渡しの場面にでした。 う~~~ん またまた。
函館と新選組の縁は土方ばかりでなく、新選組隊士、徳川恩顧の幕臣など多士済々、幕末に名を残した歴史上の有名人が、多岐にわたり存在しています。
この方たちにも、私共は、慈しみながら心を寄せてまいります。
有難う御座いました。またの再会を楽しみに。