筑波山に登ってきました。

今年初めての筑波山登山でした。ご存じ100名山の一つで標高877mです。

幸い好天に恵まれ、絶好の登山日和でした。遠くに日光連山や浅間山、上信国境の山々を、足下には関東平野、霞ヶ浦などが一望され、寒風を受けながら心に期するものを実感しました。

ここ筑波山は新選組とも少々関わりのある山で、芹沢鴨一党が一時身を寄せて居たという水戸天狗党が元治元年(1864年)3月、攘夷の旗を掲げ挙兵したところです。しかし、水戸天狗党は土浦藩を主体とした幕府軍との戦いに敗れ、後も日光、中仙道と戦いながら京をめざしましたが、戦い利あらず越前国(現福井県)新保にて投降し12月に首謀者をはじめ多数の者が処断されました。

水戸藩はこの騒動で多くの有用な人材を失い、幕末、明治初期は大変困難な時代でした。

ちなみに、池田屋事件は元治元年(1864年)6月で、水戸天狗党挙兵の三か月後でした。

この年は、禁門の変(蛤御門の変)が7月。下関戦争(四国艦隊下関砲撃事件)が8月と大きな事件が立て続けて起こり、幕藩体制が大きく揺らぎ続いた年でした。

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