令和元年5月28日、上野の東京国立博物館、東照宮、寛永寺に参りました。

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 本日のコーヒーは、 「キューバ ETL」(エクストラ・ツルキー・ラバト)」 です。ブルーマウンテンに似て、
 軽くて、バランスの良いマイルドな風味と上品な香気をお楽しみ下さい。  どうぞ、ごゆっくり。

 5月28日、東京国立博物館、上野東照宮、東叡山 寛永寺を訪ねました。

 先ず、東京国立博物館。

 東京国立博物館、読売新聞社などが主催する、「美を紡ぐ、日本美術の名品展」に参りました。

 雪舟、永徳から光琳、北斎までの絵画、墨跡、屏風など、大変見応えのある国宝の数々を鑑賞。久しぶりに感動しました。

 また、年とともに劣化する、これらの美術品を修復、保存する匠の技、多難な材料の発掘、工夫などの説明に感心しました。100年単位での人材育成にも気が遠くなる程でした。

 元に復した、これらの国宝を目の当たりに出来のは、本当にうれしですね。

 続いては、上野東照宮。

 徳川家康が、天海僧正、藤堂高虎の三人一処に、末永く心鎮まる処を創るよう遺言し、寛永4年(1627年)に創建された由。

 以来、240年を超えて江戸を守ってくれていたと言っても過言ではありません。

 鳥居をくぐって社殿に進み、手を合わせると、なにか親近感を憶え、懐かしくなりました。

 新選組も、慶応4年2月15日より25日まで、上野寛永寺に慶喜公をお守りする為、滞在していたと伝えられています。近藤達も此処は、お参りしたんだよねぇーと、後ろが気になり、何気なく振り向き、影を追いましたが。 参拝客が続いていました。

 芸大をぐるっと廻って、上野東叡山 寛永寺 根本中堂へ

 徳川幕府により創建され、幕府の安泰と天下泰平を祈る、祈願寺でもあります。

 此処のご本尊は、お薬師様で、医王とも称されていて、江戸市民からも大変厚い信仰をあつめていました。

 大政奉還した、15代徳川慶喜公も江戸城を退去してから、恭順の意を表す為、慶応4年(1868年)2月15日、寛永寺に入られ、謹慎生活をはじめました。

 新選組は、慶喜公警護の為、2月15日より25日まで、任に付きました。寛永寺とは、誠にご縁の深い関係です。新選組隊士達へ、心から、ご苦労様でしたと手を合わせました。
 彼等には、やがて来る上野の山の決戦を前に、落ち着かない江戸での最後の任でもありました。

 時移り、あの日より151年、今日、あらためてお参りしました。 静かな境内を散策しますと、あの出来事は、つい昨日だったかのような、気持ちになりました。
 この生い茂った巨木達は、あの日をじっと見て、知っているのですよね。  聞きたいなぁ。

 教科書では教えてくれなかった、薩長史観による作り話的な幕末維新史でない、本当の事を、姿を。

 芸大角の、コーヒーショップで、ラテカフェをいただき、一休みして、帰途につきました。  上野は今日も、いいご縁が出来ました。

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