土浦市立博物館に「幕末動乱ー開国から攘夷へー」展を見学に行きました。

 3月23日、土浦市立博物館へ四館共同企画展「幕末動乱ー開国から攘夷へー」を見学に行きました。

  会場には、幕末期の江戸、京都の動向、土浦藩をはじめ関東諸藩の関わり様など、いろいろな新資料が数多く展示されており大変勉強になりました。来館者も多く、皆様熱心にご覧になっていました。

 「幕末動乱」 とは、嘉永6年(1853年)6月、ペリー艦隊の江戸湾進入に始まり、慶応4年(1868年)4月の江戸開城を以て終わる15年間を指すとの事です。この間の一ヶ月は、これまで過ごしていた平常時の10年、20年の変化に等しい激動の時期でもありました。

 嘉永6年は、勇が20歳、歳三19歳、総司11歳の時でした。まさに青春真っ盛り、迫り来る列強の外圧から日本を守ろうと、彼達にも尊王攘夷の志が芽生え始めた頃でした。

 一方、アメリカは、奴隷解放運動がいよいよ高まりをみせ、リンカーン大統領が誕生する直前だった頃です。日本だけでなく世界もまた、大きく時代の変革期入りつつありました。

 ここ土浦城は、別名「亀城」ともいい、代々土浦藩9万5千石、土屋氏の居城でした。今でも城址の周りには水を湛えた堀が残り、櫓門をはじめ東櫓、西櫓の建物が現存し、樹齢500年を超える椎の木や老松が枝を伸ばして 往時を偲ぶことが出来ます。土浦市立博物館は、この城址公園に隣接しています。

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