3月24日、龍源寺へ春のお彼岸でお墓参りをし、帰りに多摩聖蹟記念館を訪ねました。
暖かく、心地よい日和で、宮川家、近藤家のお墓参りが出来ました。普段は静かかな墓地も、今日はお彼岸で、多くの檀家の皆さんがお参りしていて、賑やかでした。
ご先祖や近藤も 「よく来た、よくきた!」 と喜んでいるのを感じ嬉しかったです。年2回のお彼岸のお参り、これからも大切に務めたいですね。宮川家11代当主として。
近藤勇の胸像、宮川家生家跡、近藤道場など、訪ねられた方が熱心にご覧になっていました。
午後は、祖父の宮川半助が、近藤勇、新選組の汚名をそそごうと、明治天皇も数回の鷹狩を楽しんだ、多摩丘陵の広大な土地を寄付して、昭和5年に完成した「多摩聖蹟記念館」を久しぶりに訪ねました。
今は、都立桜ケ丘公園になっており、記念館も一般開放されています。館内は、明治維新を成し遂げた先人達の、墨蹟、手紙等の資料が数多く展示され、志士達の姿の一端を知る事が出来、勉強になりました。
この記念館は、幕末、土佐陸援隊隊士だった田中光顕翁が、明治天皇の遺徳を後世に残そうと運動しているのを知った、宮川半助がそれに応えてお手伝いして、出来上がりました。
落成式の帰り、田中光顕翁は宮川家に立ち寄り、小休止しました。近藤の手紙を読んだ翁は、「近藤も我々と同じ志だったのか」と感心していたと母が言っていました。その時の記念写真は今でも私の手元にあります。
幼い頃、記念館から見える四方は、小高い丘が遠くまで連なり、所どころに畑が開けていた程度でした。見下ろす多摩川はゆったり流れ、京王線が小さく見え、本当に静かな佇まいでした。祖父は此処を別荘地として考えていました。
多摩丘陵には、いたずら盛りだった子供時代の思い出が、一杯あります。春夏秋冬、折々に遠足やハイキングでよく遊びに来たところです。山栗を拾ったり、柿をもいだり、アケビを取ったり、転んで大けがをしたりと。 忘れないですね。 懐かしい!
今は、むかしの思い出話し。 です。