1月12日、勇武館道場は、平成時代、最後となる稽古始めを行いました。
この日、生憎の曇天で寒さ厳しく、文字通り寒中稽古となりました。
参加した門人達は、当たり前のように新春にふさわしく、気合に入った掛け声を発し、木刀の打ち合う音が道場に響き渡っていました。寒さを吹き飛ばす心地よさでした。
体験稽古に参加の女性も、不慣れながらもしっかりと木刀を振ってくれました。
勇武館、今年の指針は 「初心 忘る べからず」 です。新年の言葉として、誠に相応しい心構えと思います。
勇武館がお借りしていた、東京至誠館道場は日野市の再開発事業に伴う道路拡張の為、本年3月31日にて、一旦閉館、後年に新しい道場に生まれ変わります。
永年、慣れ親しんだ道場ともしばらくはお別れとなり、一抹の寂しさもありますが、期待と楽しみもまたあります。
今秋、勇武館は発足10周年になります。日々、一層の精進を重ね、流祖の求めた 「天然理心流は 天地の公道を極める為に存す」 と諭した大道をしっかりと歩み続けてまいります。
どうぞ、よろしく。