5月14日、勇武館道場月例稽古は据え物斬りの稽古でした。

5月14日、勇武館道場月例稽古は据え物斬りの稽古を行いました。

 天然理心流 勇武館道場では、今年2回目の真剣による「据え物斬り」の稽古を行いました。

 入門して、数年の形稽古積んだ門人で、指導部の許可をを得ている門人が対象です。

 日頃の稽古ではなかなか理解出来ない、会得出来ない手の内、太刀筋・刃筋の一致した振り、間合いなどを、実際に据え物を「斬る」稽古によって、学んでもらう事を目的としています。

 指導部の安全対策を施した道場内で一人一人が2,3本を斬る稽古でした。 一言で申しますと、「とても難しい」の一点です。

 「気・剣・体」の一致と云われますが、此の事が如何に難しく、大事かを痛感する一瞬です。
 間合い、手の内、刃筋・太刀筋、気構えなど、どれ一つ欠けても、迷いが生じ、太刀が正確に振れず、据え物は斬れません。 だからこそ、一振り、一振りの切り下げ、切り上げに精神を集中し、気力を込めての一振りを心がけてもらいたと指導してます。

 切れた時、切れなかった時を身体で納得し、数少ない稽古時間を大切に励んでもらい、体得した「技」と「理」を天然理心流の組太刀稽古に活かしてくれる事を、指導部は願っています。

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